ちはやふると競技人口増加の関係についての考察1
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最終更新日:2016/12/25
執筆者:華郷(@ka_kyo)
1.はじめに
競技かるたにおいて、「ちはやふる[1]」の発売以降、競技かるたの認知度は飛躍的に向上している。いわゆる「ちはやふるブーム」や「ちはやふる効果」は競技かるた界に大きな影響を与えている。「競技かるた」を説明するときに「正月にBSでやっているあれ。」という説明もされていたが(BSでの放送は2011年1月の名人位クイーン位決定戦まで行われていました。)、今では「ちはやふるのやつです。」というと「あれですか!」となったり、「ちはやふるのやつですよね??」と説明する必要すらない程に認知度が向上しました。このことは「ちはやふる効果」の大きな一面だと言えるでしょう。
また、認知度だけでなく、競技人口も爆発的に増加している。(一社)全日本かるた協会[2]の会員数、段位取得者数、大会参加者数のどれをとっても「増加」という言葉では物足りないほどに増加している。本稿内ではこれらの指標をまとめて検討する。ちはやふる連載以前の競技かるたの普及過程については谷口氏の「小倉百人一首競技かるたの普及過程[3]」が詳しいが、この時期の内容について本稿では詳しくは触れないので、興味がある方は読んでみることをお勧めする。
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参考・引用文献一覧
初稿:2016/12/25