かるた初心者の為の練習法
~試合を取ってみよう1~
3-1-1.試合の流れを覚えよう
試合の流れについては、2-1.基本的なルールを覚えようでも紹介したHOW TO PLAY かるた -競技かるたのルール-(一般社団法人 全日本かるた協会)にもわかりやすく紹介されています。
細かいルールについて分からない場合は競技規程細則を確認するようにしましょう。
ルールとして記載されているものもありますが、定型がない部分もあります。故に困ることは多いかと思います。人によって言っていることが違うことも時々あります。ですが、参考にはなるかと思います。
・挨拶、返事、礼はしっかりしましょう。(競技規程細則第三・四条)
競技中に限らず普段から挨拶はしっかりしましょう。
・嘘はつかない。
当然です。嘘をついて勝っても何の意味もありません。
・ルールはしっかり理解して守りましょう。
分からないことがあれば競技規程や競技規程細則をよく読みましょう。読んでもわからなければ分かる人に聞きましょう。
・審判の指示や判定には従いましょう(競技規程細則第二条補足)
・札はきれいに並べましょう。
陣の乱れは心の乱れとも言います。
・自分で飛ばした札は自分で取りに行きましょう。(競技規程細則第十二条)
自己処理が原則です。一人では大変な時は協力して取りに行き、スムーズな試合進行に協力しましょう。
・他の競技者から自分が使っている札が呼ばれたら取りに行きましょう。
・他の組が使っている札が飛んで来たら札の裏に書いてある番号や文字を読み上げて探しましょう。
はっきりと大きな声で発生して知らせましょう。
・札が見つからない時は「何(札の裏)の札の何(決まり字)」がないか大きな声で知らせて立って探しに行きましょう。
何がないかわからなくならないように暗記しましょう。また、大きな声ではっきり知らせて、自分で探しに行きましょう。
・手はしっかり挙げましょう(競技規程細則第十六条)
手を挙げるときは読手に待ってくださいという気持ちをもって挙げましょう。見えないように上げても何の意味もありません。
・周りが札を探してたら自分の周りにないか探しましょう。
立って自分の下にないか、荷物の下にないか、場に並んでいないか、間違ってしまってないか確認しましょう。
・相手が札整理をしている間は手を挙げましょう。(競技規程細則第十六条第二項補足)
手を挙げながら札を並べると時間がかかります。試合進行をスムーズにするために相手が整理している間は手を挙げましょう。
・札は投げない。
どこに飛ぶかわからないので危険です。キャッチできるものではありませんのでやめましょう。
・他の試合をしている競技者の間を通らない、横切らない。(競技規程細則第十二条補足)
他の競技者の邪魔をしてはいけません。二人とも離席していても陣を跨いだりしてはいけません。札を踏むのは論外です。
・主張は譲り合いの精神で(競技規程細則第二条)
主張するのはいいですが、相手の主張も聞いて解決しましょう。上手に主張するためにも参考にしてください。
・相手に怪我をさせるようなことはやめましょう。
お互いに怪我をさせないように気を付けましょう。
・爪はきちんと切りそろえましょう。(競技規程細則第六条二項)
相手に怪我をさせるだけでなく、自分の爪がめくれることもあります。
・有効手(手首含む)には何もつけない(競技規程細則第六条二項)
相手に怪我をさせるので指輪、時計、ミサンガ等をつけるのはやめましょう。テーピングは可です。
・相手を不快にさせる服装はやめましょう(競技規程細則第六条)
胸元の開いた服、透ける服、半パンはやめましょう。
・揺れるものは外すか固定しましょう(競技規程細則第六条三項)
ネックレスやイヤリングのほか、髪型も揺れるものは固定しましょう。
・会場では足の投げ出しや立膝はやめましょう
畳の上での礼儀です。守りましょう。
Twitterでご意見くださった方々ありがとうございます。
これ以外にもありましたらお意見いただきたく思います。
最終更新日:2017/09/17
執筆者:華郷(@ka_kyo)
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