かるた初心者の為の練習法
~試合を取ってみよう3~
3-6.早さを追求しよう
競技かるたにおいて試合に勝利するためには相手より早く自陣の札を0枚にする事が必要である。特定の1枚を最速で取ることではない。つまり、より多くの札を相手より早く取ることが勝利に直結する。しかし、すべての札を自己最速の速さ取ると言うことは非常に困難である。(限りなく不可能に近い。)また、すべての札を速く取ろうとするとすべての札が中途半端な速さになりかねない。自信の能力には限界があるため、持ちうる能力を分配する必要が生じる。
自分の能力をどの札にどれだけ配分するかは、自分がどんなかるたをするのかに直結する。これは初心者の内に見つけるのは難しいかもしれない。まずは「速さを追求する」で身につけた部分に注力するのがいいだろう。もっとも単純なのは相手陣の1字札や2字札だ。相手陣に友札のない1字札や2字札は比較的早期に身につけるべきスキルなので速さを追求すると共に実施して身につけよう。他の札は暗記をしっかりしておいてゆっくりでも取れるようにしていこう。少しずつレベルが上がってくると色んな事に能力を配分できるようになり多くの札を速く取れるようになるだろう(参考:スキルの定義と競技かるたにおけるスキル)。
練習を重ねると、どのように能力を配分すれば勝てるのかを考えられるようになるだろう。「相手より早くとる」ことを基準とした配分を、自分の中の強いかるたとして形成できるようになると早く取れる札が増えてくるだろう。
最終更新日:2018/10/27
執筆者:華郷(@ka_kyo)
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